2016年11月17日

「学力」の経済学

「学力」の経済学 中室 牧子 (著)


【読んで欲しい度】※
A:絶対読んで

【概要】
思い込みで語られることが多かった教育について、科学的に実証した内容が書かれている。

【読んだ後に覚えておくべきこと・するべきこと】
・因果関係と相関関係は全然違う。相関関係があるだけのエピソードに騙されてはいけない。
・因果関係を見つけるには、通常 実験をする必要がある。
・すぐに得られるご褒美を設定することで、「今勉強すること」の利益や満足を高めることができる。
・ご褒美は「テストの点数」などのアウトプットではなく、「本を読む」「宿題をする」などのインプットに与えるべき。
・むやみに褒めると、実力の伴わないナルシストを育てることになりかねない。
・結果ではなく、能力でもなく、努力を褒める。
・勉強するように言うのは、無駄な努力。拘る必要がある。
・男の子なら父親が、女の子なら母親が関わるのが効果が高い。
・非認知能力で重要なのは(自制心)と(やり抜く力)
・自制心は鍛えることができる。腕立て伏せを続けると言うようなことや、意識しないとしづらいことを継続的に行うと自制心を鍛えることができる
・やり抜く力は、自分のもともとの能力は生まれつきのものではなくて、努力によって後天的に伸ばすことができるということを信じると改善する。
・学校の資源は学力にほとんど影響を与えない。家庭の資源は学力に影響を与える。

【感想】
教育は誰に聞いても一家言ある分野だが、殆どが自分の経験を語っているに過ぎず一般に通用する内容は少ない。そんな中、最近は事実データベースで研究結果を公開している本も多く、この本もその一つで、これまで読んだ中で一番いい本やと思う。

【本の目次】
第1章 他人の成功体験〞はわが子にも活かせるのか?
データは個人の経験に勝る
第2章 子どもをご褒美〞で釣ってはいけないのか?
科学的根拠に基づく子育て
第3章 勉強〞は本当にそんなに大切なのか?
人生の成功に重要な非認知能力
第4章 少人数学級〞には効果があるのか?
エビデンスなき日本の教育政策
第5章 いい先生〞とはどんな先生なのか?
日本の教育に欠けている教員の「質」という概念
posted by bookwarm at 21:01| Comment(0) | 教育・資格 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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※読んで欲しい度の説明
A:絶対読んで
B:読んだ方がええ
C:読んでもええ
D:読まんでええ

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