2016年05月06日

​人工知能×ビッグデータが「人事」を変える

​人工知能×ビッグデータが「人事」を変える 福原正大 (著), 徳岡晃一郎 (著)


【読んで欲しい度】※
B:読んだ方がええ


【概要】
AIを使用した人事の最新動向を、アメリカの先進企業の例を通じて紹介している。


【読んだ後に覚えておくべきこと・するべきこと】
・日本企業は何を評価しているかわかりにくいので、何をどう頑張ればいいかがはっきりしない。暗黙知に基づき社員が空気を読んで行動する。科学的なアプローチがなければ、グローバル企業に太刀打ちできない。
・電卓や物差しと同じように、AI ×ビックデータもツールである。
・プロセスにおけるイノベーションを起こさないと達成できないような高い数値目標を掲げても、プロセス評価のしようがルーティン作業の側面だけを評価していることがある。
・多様性を重視した採用とは、単に多様性がある人たちを採用すると言うことではなく、あらゆる分野で世界のトッププレイヤーを選ぶと結果として多様性が作られるということ。
・growを研究してみる。https://magazine.grow-to-global.com
・AI ×ビックデータは無機質で非人間的な違いを目指すのではなく、「人間である人材」を、先入観抜きで大切に扱うための手段。
・プログラムの力は必須要件。MOOCsで英語もプログラムも勉強する。http://moocs.com


【感想】
以前から、日本企業のITリテラシーの無さや、あいまいな基準で動く人事評価制度などが気に入らなかったが、改めてその中身を説明してもらった気がした。
少なくとも私たちの世代で、大きく変えていかないと、競争力を失ってしまうという危機感を感じた。


【本の目次】
第1章 人事革命はすでに始まっている
●AI×ビッグデータ時代の採用試験は何を見る?
●勘に頼らない科学的アプローチ
●アメリカではすでに始まっている
●「ビッグデータ」とは何か
●人間の脳のように学習するコンピューター
●取り残されつつある日本の人事
●AIに人間が支配される?
ほか

第2章 AI×ビッグデータ革命とはいったい何なのか
●成長する人工知能
●AIは大学入試に合格できる
●チェスや将棋で名人に勝つAI
●状況に対応して進化し続けるAI
●ニューラルネットワークという考え方
●自然言語処理という分野の発達
●AIがネコの顔を認識できる
ほか

第3章 日本の「人事」はAI×ビッグデータを受け止められるか?
●日本型人事の四つの呪縛
1.制度志向と個別人事の限界
2.組織のベクトルと個人の意思のバランス
3.暗黙知経営とダイバーシティの相克
4.短期的成果主義と本質追求の両立
●人事業務に表れている限界

第4章 アメリカ先進事例レポート
●一流のエンジニアには300倍の価値がある
●グーグルの採用活動
●アメリカの先進ベンチャー企業群
●たった三人からなるできたてベンチャー企業
●詳細な職種とのマッチング度をスコア化
●大学教育:リアルコミュニティ×バーチャル講義
●採用:最高のイノベーション人材とは
ほか

第5章 AI×ビッグデータとこれからの日本組織
●イノベーションを起こし続けなければ生き残れない
●「振り返る力」がない日本の組織
●「安心組織」から「信頼組織」へ
●AI×ビッグデータ時代の人事とは
1.人事戦略:グローバル基準の戦略立案
2.採用:求める人材像の基準化
3.評価:「評判」の重要性
4.異動・配置:職場やメンバーとのマッチング
5.戦略から合理的に落とし込まれた教育・キャリアパス
6.企業文化はビッグデータの宝庫
●AI×ビッグデータ人事を生かす「高質な思い」

第6章 日本の人事革命の展望:「GROW」の試み
●学歴スクリーニングはもう要らない
●GROWと『マネー・ボール』の世界
●採用を科学するとこうなる!
●企業と人材のフィット感
●新しい人材による組織改革
タグ:人工知能 AI
posted by bookwarm at 20:58| Comment(0) | 科学・テクノロジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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※読んで欲しい度の説明
A:絶対読んで
B:読んだ方がええ
C:読んでもええ
D:読まんでええ